伯拉多の「長恨歌・・・120句・840字」(1)
白居易=白楽天
元和元年(806年)・・・七言古詩
「長 恨 歌・・・120句・840字」(1)・・・・・「比翼の鳥」
「The Song of Everlasting Regret (長恨歌)?」 「長恨歌」は「壱百弐拾字」、「八百四拾字」から構成されている。この数字は何を意味するものか既にあなたは推理しているであろうとは思うが・・・。 壱百弐拾字・・・壱は百の貳を拾う字=(十一ワ匕一ノ日弋工目人手合ウ子) ↓ 十市話牝始乃日食巫女人出合卯姿 八百四拾字・・・八は百の四を拾う字=(八一四手合ウ子) ↓ 未亥卯諏合宇詞 重ねればきりがないが、ペンネームが「白楽天」である。「白(イワク)=述べる」、「楽(タノシム)=多の染む=他之詞夢=あそぶ」、「天(アマ)=亜摩=吾磨=蛙眞=カエルのマコト」。すなわち「剥落天」で、「葉句裸句転」なのだ。「長恨歌」は「天のコトバ」を「転じたモノ」でもある。彼の別の漢詩には「琵琶行」と云うモノもあるが「琵・琶」、「枇・杷」の名前のつく「島」を捜してみれば、その代表的なモノは「滋賀の淡海=琵琶湖」だが、「九州」周辺にその「漢字」を有する「島々」がある。名古屋の西区にも「琵琶島」の地名が残っている。もちろん、「枇杷の葉や実」の形、なによりも「琵琶」は「盲の法師」が「詩」を「唄」たいながら奏でる「弦楽器」である、と云うことなのだ。「白楽天」が聞いて、感動した、その「琵琶をカナデル人」は「女」であった。 ・長恨歌(チョウゴンカ) 重言化=弔魂掛=塚献華=肇根家=張懇癒(喩) ・ ↓ ↓ ↓ ・ ↓ ↓ ↓ ・ 肇調塚長(崎) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ・ 根坤(未申)痕紺近 卑弥呼の墓 張政=帯方郡使 ・ 跳重蔦弔 告喩 ・ 今魂困(穐国)艮(丑寅) ↓↓ ↓ ・ 鯛言歌=調厳禍=箸有婚家 =丁 坤化 ・ ↓ ↓ ↓ ↓↓ ・ 古事記の鯛 箸墓 ↓ 未申 ・ 竜宮城 大市古墳 火の弟 ・ 乙姫(音秘) 壱与 卑の都 ・ ・ ナ・ガ・イ・ウ ・ラ ・ミ・ノ ・ウ・タ ・ 那・賀・移・卯・羅・未・乃・烏・侘 ・ 名・臥・意・有・螺・観・廼・得・多 1 漢皇重色思傾国=漢皇、色を重んじて傾国を思い(漢皇=玄宗) ↓ カンコウ・ チョウ シ・キ・ シ・ ケイ・コク ↓ 勘考(刊行) 重 視 記(紀) 史(始詞) 警 告 諫叩 重 史 紀(記) 始(史詞) 鶏 国 ↓ 漢 皇 重 色 思 傾 国 あや みかど かさなる いろ おもう かたむく くに 文(彪)御門 笠(加佐) 委鷺 主卯 方 椋 苦児 「管公」=菅原道真 「長恨歌」の冒頭である。「古事記」や「日本書紀」の事件、そして「漢籍倭人伝中」や、「天文暦」のサイクルである「六十(六拾)干支=納音甲子(華史)」に懸けられている「同音異字」の「漢字」をあなたはどのくらい捜し出すことが出来るであろうか。とりあえず、「呉音」、「漢音」でヨミ、「同音異字」をあて、さらに原則的には「漢字」を日本語である「訓」でヨみ、その日本語に「一字一音」の「漢字」をあて、「変換」し、事件をヨミとっていくのである。しかも出来れば漢字の造りの「扁」と「旁」、「冠」、「足」もヨンでいくのだ。「変換される漢字」はここに挙げたモノだけではない。気が遠くなるような・・・カモ・・・ネッ。 だが慣れれば簡単である。多くの漢字の訓ヨミには「あき・たか・ひろ・なが・たけ・おお・はじ・はし」等の「モノの度料・酌量」のコトバでヨマれている。 2 御宇多年求不得=御宇、多年、求むれども得ず(多年=武恵妃死後、娶楊貴妃) ↓ ゴウ・タネン・キュウフ・エ(ウ) 語得 他撚 究 賦 重(迂) 合有 多年 及 敷 会 ↓ 御 宇多年 求 不 得 おん うたとし もとめ ふ とく 音 詩 利 求 譜(付) 読(讀解説釈) みそら おおと し もとむ れ ど え ず 箕祖羅将雄徒 詞 母都務 禮 奴 絵 図 日本古代史の要は、「要(かなめ=仮名目=金女)」で、「要=西(にし=似史)の女(おんな=音名)」である。しかも、「宿曜経」の「二十八=弐拾八」宿の「宿名」の「音」に注意することである。すなわち、 角、室、柳、亢、抵、壁、星 奎、張、房、婁、翼、心、胃 軫、尾、昴、箕、畢、斗、觜 女、牛、参、虚、井、危、鬼 の「星宿の字音」、「座宮の字音」、「曜日の字音」、「神獣の字音」である。 3 楊家有女初長成=楊家に女、有り、初めて長成す(女=楊玄炎の娘) ↓ 楊=猫柳(ビョウリュウ・ねこやなぎ) ↓ ヨウ ケ・ ユウジョ・ ショチョウ・ セイ 謡 懸 有 序 書 重 施移 養 家 夕 女 渚 長 生 八 卦 宥 恕 書 調 整 ↓ 楊 家 有 女 初 長 成 やなぎ いえ ある おんな はじめ な がい なる 八名議 異重 亜留 音 名 始 名 外 名留 冶名欺 夷江 阿瑠 将武拿 肇 名 苅 茄留 「卑弥呼」や「壱与」は歳をとっても歴史上の「カリスマ」的な存在であるから「美人」である。「長恨歌」の「主題」は「美人」である「楊貴妃=玉環」なのだ。だが、「美人」は彼女一人ではない。「美人」は「虞美人」、「胡美人」、「娯美人」、「秋田美人」と数多く存在する。だが「美人」は「クレオ・パトラ」、「マドンナ」だけではなく、「ギリシャ神話」の「女神」、「女性」も含めて古今東西、問題なのである。 既に話したがギリシャ神話の「トロイのヘレン=ヘレナ」には「英雄アキレス」もその美貌には「アキレタ」のである。だが「不死身」の「アキレス」はその「弱点」である「腿=随の頚」を「矢で射」られ、「倒れた」のだ。しかも、「挙げ句の果て」には「木馬」まで繰り出し、「トロイ」を「欺い」て「滅ぼし」てしまったのだ。男達にとって、最期は「傾城の女」には「呆れ」て、「飽きる」のだがこれも「イタシカタがナイ男」の宿命だ。では、「醜女(シコメ)」がイイか、と云えばそうもイカナイ「石の姫」である。父の「大山津祇」は嘆いたが、「命」は「美人」に「賭け」るモノなのだ。美人も「薄命」だが、「美人を嫁」にした「英雄」も「薄命」と、云うわけだ。「木花之佐久夜姫」も美貌故に「迩迩芸」を欺かざるを得なかった。 「美人」は他の女性の「容貌」、「容姿」、「才能」に「嫉妬深く」、「癇癪持ち」であり、「意地悪」なのである。そして当然のことに自分も「嫉妬」される「存在」であるのだ。・・・委治倭留・・・位地環留・・・ 救いは「美人」でなく、「巫=処女」ではなく「母親=聖母=生母=歳暮」になることである・・・「純真」では「ダメ」なのだ「賢い知恵の女」になるべきであろうと「古事記」の作者は云っているの・・・カナ・ァ~・・・カモ。 ここで「・・・」の文字はスベテ「古事記」に重なっているのがわかるだろう。 あなたは「女」の「偏」を漢和辞典で調べたことがあるだろうか・・・とにかく、「委」は「イ・ゆだねる・ゆだぬ・まかせる・くわしい・くはし・つぶさ・つまびらか・したがう・すなお・まげる・かがめる・つむ・すてる・すつ・すておく・しおれる・なえる・すえ・おわり・くら・こめ・まがりくねる・ひるがえる・くつ・つく・とも・もろ」だ。・・・これらの漢字変換はあなたに委任した・・・。 4 養在深閨人未識=養はれて深閨に在り、人、いまだ識らず 閨=寝屋 ↓ 女性の部屋 ヨウザイ・シンケイ・ジンミ・シキ 要 塞 神 経 尽 壬 史記 用 材 申 鶏 尋 観 始期 ↓ 養 在 深 閨 人 未 識 やしなう ある ふかい ねや ひと いまだ しらづ 椰子名卯 吾留 附会 音也 秘図 移真他 紫羅都 八支名卯 娃婁 賦化意 値也 妃渡 移間侘 至螺津 「漢詩」の「形式」や「和歌」の「形式」を知っておく必要があるだろう。「詩」の「創作技術」とは何か、である。コトバは「耳=聴覚」による「言葉の同音・異音の重なり」と、「目=視覚」による「文字の同形・異形の意味の移動=異動=異同」の「区別性」である。「宇宙=天地」の存在は特に「五感」の「目=視覚」、「耳=聴覚」を「軸」に感受され、「頭=脳神経=思考」によって「口=音声」と「手=文字=図形」として表現され、その意味の区別性と関連性をもって「意志伝達」されてきた。「神の怒り」に触れた「塔=バベル」の「破壊」は諸国民間の「言葉=意味=理解」の混乱であった。必要とされたモノは「通訳=翻訳」である。「漢字」は「文字形態」による「視覚的」な素晴らしい伝達情報手段である。 5 天生麗質難自棄 天生の麗質、おのずから棄て難く ↓ テンセイ・ レイシツ・ ナンジ・ キ 転 成 来 室 南 冶 姫 天 性 禮 失 難 時 期 ↓ 天 生 麗 質 あま うまれる うる わ しい もと(しろ・たち) 海女 卯真禮留 賣 倭 思惟 本 代 起 海部 烏魔霊婁 宇流 倭 始夷 元 史絽 絶 難 自 かたし(わさわい・うれい) みつから(おのれ・よこしま) 化他史 話差歪 得戻 観柘唐 緒之例 横 島 方 支 倭差環位 愁 移 未晦化螺 尾之例 余語史真 ・ 棄 ・ すてる ・ 州・留 ・ 素照 ・ 須弖流 ・ 栖出 ここに表現された「文字」は「日本」の古代史そのものである。 「天生=テンセイ=天性=展性」、「天声」で、「天=二+人=ふたつ・ひと」は「夫起(絶)日都」か、「婦起(絶)妃斗」、「府立・日都」、「父絶」。 「声=(士+巴=シ・ワ=紫波=私話=史話)=こえ=肥=乞え=恋え=越え=超え」である。 「テンショウ=天象=転生=(点相=星座)」、「麗質=レイシツ=令室」。 「難」は、「何=南=軟(くるま・かく・やわらかい)=男=楠(くすのき)」。「楠木政成」は「後醍醐天皇」の「建武中興」、「南朝」の臣下で悪党であった。 「南」は、「みなみ=三波=さんば=参婆=産婆=三場=燦場」、「みつならび=御津並」、「箕並」、「皆箕(三野・美濃)」、「三並」である。天体現象では「南の三並び」であるならば「朱鳥」であり、「鴇・辰・穐・土岐・時岐・怒気」。 「箕並」は九州の「緯度32度50分」あたりには「長崎」、「三野」、「諌早」、「①横島」、「阿蘇山」、「②横島」、「③横島」、「八丈島」であり、西へ延長していけば現代中国の「東台」があり、ここは「春秋戦国時代」に「越国の句践」と「呉国の夫差」が「会稽山」で戦った場所である。登場する美人は「西施」だ。 「汝、会稽山の恥を忘れたるや」・・・次の漢文の漢字を観よ、である。 「置胆於坐臥、坐臥即仰胆。飲食亦嘗胆也日、汝忘会稽山恥邪」 6 一朝選在君王側 一朝、選ばれて君王の側にあり ↓ イッチョウ・ センザイ・ クン オウ・ ソク 壱 張 千 載 訓 謳 則 和 長 潜 在 薫 横 足 ↓ 一 朝 選 在 君 王 側 ひとつ あさ えらぶ ある きみ おう そば 比図柘 麻(字) 重螺武 唖流 黄身 王 素把 秘都津 旦(浅) 重羅府 吾留 鬼看 横 祖婆 「一朝」とは「初めのアサ」であるなら「麻=浅=安佐=旦=厚狭」であり、「阿蘇」である。・・・「初めの朝廷」である。 「あ」の異字は、 阿(まがる・くま)・・迂る、熊・・・・・・・・・・北斗七星 蛙(かえる)・・・・・・がまがえる、還える・・賀紛える 吾(われ・ゴ)・・・・・我、倭戻、後・・・・・・・悟る=佐鳥栖 娃(よし)・・・・・・・・月の天女、与詞・・・・・止し=宵・好・良・善 亜(あまねし)・・・・・海部子史・・・・・・・・・海女娯姉=尼子史 唖(おし)・・・・・・・・将詞、置支・・・・・・・・推始 7 囘眸一笑百媚生 眸を囘して一笑すれば百媚生じ(眸=牛の瞳、眼) ↓ カイム・ イッショウ ・ ヒャク ビ・セイ 皆無 一生 百 日 星 会務 一緒 宇 珀 美 姓 海武 何時将(章) 飛躍 一 世 ↓ 囘 眸 一 笑 百 媚 生 まわる まぶた ひとつ わらう もも こびる うまれる 真倭留 真府他 妃渡都 倭羅宇 母喪 去日留 烏魔霊留 真倭流 真武侘 秘斗津 稿 得 模茂 庫備流 迂間戻流 ここで、漢字を分解して、訓み、これに漢字を与えてみると 囘=冂(まきがまえ・けいがまえ)+巳(まむし・へび) 巻 畫前 経臥真重 間無視 経尾 麻姫賀真重 懸意賀真得 真無私 辺備 眸=目(まなこ)+ム(わたくし・よこしま)+牛(うし) 真名琥 倭他玖史 豫虎史真 烏示 語 話 邪=横島 卯示=鵜姿=主 一=一(はじめ・ひとつ) 葉字芽 干渡晦 覇 笑=竹(たけ)夭(わかい) 他家 和解 =話甲斐・環魁・輪回 侘懸 和歌意 百=一(はじめ)+ノ(へつ・へち)+日(にち・び・ひ) 頗締女 経津 辺地 尼地 尾 比 媚=女(おんな)+巴(ともえ)+目(まなこ) 音 名 斗模柄 真名語 生=牛(うし)+一(イチ・はじめ) =ノ一+土(十+一)・・・ノ一=∠(髪挿し) ↓ 烏史=太陽の歴(暦)史 卯史=太陰の歴(暦)史 鵜史=持統天皇の歴史 雨姿=アマの次の女 胡史=胡人(波斯・唐)の歴史 氏
宇治・・・宇治平等院鳳皇堂・・・鳥に見立てた対(両)翼の堂 8 六宮粉薫無顔色 六宮の粉薫、顔色なし ↓ リツキュウ・コクン・ムガン・シキ 栗 究 虎君 武玩 磯城 立 求 子君 無冠 識 ↓ 六 宮 粉 薫 無 顔 色 むつ みや こな かおる なし かお いろ 陸奥 宮 虎名 蝦将琉 名始 化緒 意呂 武柘 観哉 古名 化将婁 拿史 加男 伊呂 「中国各王朝」には「武帝」と言う皇帝が数人出て来る。この「武帝」は「天武天皇」の事績と重なっているハズである。 「長恨歌」の主人公は「楊貴妃」と云う女性である。「天武天皇」や「天智天皇」が「男子」で「天皇」と「冠せられる」のは疑問である。「天皇」と「冠せられる」人物は「女性」ではないのか?・・・「天皇」は「天体」の「天帝」のことを指しているのである。「天帝」にまみえることの出来るのは「巫」である「女王」であるのだ。「天武天皇」や「天智天皇」は「額田王」と言う女性をめぐって「確執」している。単なる「恋の鞘あて」ではない。「蘇我蝦夷」、「蘇我入鹿」、「孝徳天皇」、「天智天皇」は「斎明天皇」を執ように大切にしていた理由は何か・・・。