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長恨歌(チョウゴンカ)の時代


 安史の乱(安禄山の乱)  755年12月16日~763年2月17日  (7年2ヶ月1日間)  唐王朝  玄宗皇帝(六代目皇帝       685年~762年       在位712年~756年)  に対する  節度使・・・藩鎮  ↓↑    唐~北宋        までの地方組織        節度使        観察使        などを頂点とし        地方の軍と財政を統括        節度使そのものを指す・・・        駐屯軍の将軍と        その地方の財政官を兼ね        任地の税収を        軍の糧秣と        兵士の雇用に使う制度        異民族対策として        西北方面を中心に        10の節度使が設けられた        駐屯する兵士        徴兵制の        府兵制ではなく        募兵制である        長征-健児制・・・健児⇔建児        辺境で屯田        国家から給料として        絹と銅銭を支給  ↓↑  「安禄山」・・・安録纂(簒)         太安万侶(古事記)  と  「史思明」・・・史(文人・不比等)          思(思想・憶・想)          明(民・旻・名・海布意)  の反乱  ↓↑  806年(元和元年)  白居易 三十五歳  盩厔県(陝西省周至県)尉  の時  の作  ↓↑  長恨歌 白居易

 皇重色思傾国  御宇多年求不得  楊家有女初長成   養在深閨人未識  天生麗質難自棄   一朝選在君王側  迴眸一笑百媚生 眸=目+牟=ひとみ・ボウ・ム               眼球の黒い部分  六宮粉黛無顔色  春寒賜浴華清池  温泉水滑洗凝脂  侍児扶起嬌無力  始是新承恩沢時  雲鬢花顔金歩揺  芙蓉帳暖度春宵  春宵苦短日高起  従此君王不早朝

 承歓侍宴無閑暇  春従春遊夜専夜  後宮佳麗三千人  三千寵愛在一身  金屋粧成嬌侍夜  玉楼宴罷酔和春  姉妹弟兄皆列土  可憐光彩生門戸

 遂令天下父母心  不重生男重生女 音名を倦み重ね          倦厭・倦怠・倦労・疲倦  驪宮高処入青雲  仙楽風飄処処聞  緩歌慢舞凝糸竹  尽日君王看不足 筑紫の日君、王看、不足  漁陽鞞鼓動地来  驚破霓裳羽衣曲

 九重城闕煙塵生  千乗万騎西南行  翠華揺揺行復止  西出都門百余里  六軍不発無奈何  宛転蛾眉馬前死  花鈿委地無人収 葉名は金の田、委地、無人、収  翠翹金雀玉搔頭

 君王掩面救不得 訓負う、面をおおい隠す  迴看血涙相和流  黄埃散漫風蕭索  雲桟縈紆登剣閣  峨眉山下少人行  旌旗無光日色薄  蜀江水碧蜀山青  聖主朝朝暮暮情

 行宮見月傷心色  夜雨聞鈴腸断声  天旋日転迴竜馭  到此躊躇不能去  馬嵬坡下泥土中  不見玉顔空死処  君臣相顧尽霑衣 霑=雨+沾=こぼす=零す・溢す  東望都門信馬帰

 帰来池苑皆依旧  太液芙蓉未央柳 太液=タイエキ=碓釋・他意譯  芙蓉如面柳如眉  対此如何不涙垂  春風桃李花開夜  秋雨梧桐葉落時  西宮南苑多秋草  宮葉満階紅不掃

 梨園弟子白髪新  椒房阿監青娥老  夕殿蛍飛思悄然  孤灯挑尽未成眠  遅遅鐘鼓初長夜  耿耿星河欲曙天  鴛鴦瓦冷霜華重  翡翠衾寒誰与共

 悠悠生死別経年  魂魄不曾来入夢  臨邛道士鴻都客  能以精誠致魂魄  為感君王展転思  遂教方士殷勤覓  排空馭気奔如電  昇天入地求之遍

 上窮碧落下黄泉  両処茫茫皆不見  忽聞海上有仙山  山在虚無縹緲間  楼閣玲瓏五雲起  其中綽約多仙子  中有一人字太真 中に有る一人、字は太の真  雪膚花貌参差是

 金闕西廂叩玉扃  転教小玉報双成  聞道漢家天子使  九華帳裏夢魂驚  攬衣推枕起徘徊  珠箔銀屛邐迤開  雲鬢半偏新睡覚  花冠不整下堂来

 風吹仙袂飄颻挙  猶似霓裳羽衣舞 猶は霓(にじ)に似る、裳羽、衣舞          猶太はアマの臼の人に似る                     条得、意分  玉容寂寞涙闌干  梨花一枝春帯雨  含情凝睇謝君王 睇=目+弟=横目・盗み目  一別音容両渺茫 一別の音、容両渺(氵+ 眇・眇=目を細める)茫  昭陽殿裏恩愛絶  蓬萊宮中日月長

 迴頭下望人寰処 寰=円を描いた領域・王宮  不見長安見塵霧  唯将旧物表深情  鈿合金釵寄将去  釵留一股合一扇  釵擘黄金合分鈿  但令心似金鈿堅 但、令心、似金鈿堅  天上人間会相見

 臨別殷勤重寄詞  詞中有誓両心知 詞中に有り、誓は両心知  七月七日長生殿 七解通七似知、長の生る伝  夜半無人私語時  在天願作比翼鳥 天にアレば、願う          「比翼」の鳥にならんと  在地願為連理枝 地にアレば、願う          「連理」の枝とならんと  天長地久有時尽 天長、地久、字、筑紫に有り  此恨綿綿無絶期 此を恨む、綿綿と絶える記は無し

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