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法規=ほうき=箒・宝亀・放棄・蜂起・伯耆





















 「韓非子」・・・韓の子にあらず・・・?・・・ダレが・・・  ↓↑  信賞必罰(シンショウヒツバツ)  手柄のあった者には必ず賞を与え  あやまちを犯した者は必ず罰すること  情実にとらわれず  賞罰を厳正に行うこと・・・「情状酌量」は「法規」なのか・・・?  ↓↑  郢書燕説  韓非子外儲説左上  郢の人が・・・・郢(エイ)=口+壬+阝=春秋時代の楚の都・湖北省の地名  燕の大臣へあてた・・・燕=乙鳥・・・Lトリ・Zトリ?  手紙の誤った部分を  燕の大臣がいいように解釈し実行し  かえって国が良く治まった故事  「こじつけ」  てもっともらしく説明すること・・・説明が理路整然なら・・・ドウ?                   前提の設定が問題だな・・・  ↓↑  「郢書燕説(エイショエンセツ)」  「辻褄の合わないことに   もっともらしい理由をつけること」  (韓非子)  ↓↑  韓非-子・・・・・・・韓は非-子(子にあらず)?  韓非の尊称・・・子が尊称なのは「子=一~了=始終」だから・・・  中国、戦国時代の思想書  二十巻五五編・・・・・・・二十=念・・・五拾五=語拾う語  韓非およびその学派の著作  編者不明  君主は  法(刑罰)と賞によって  支配することが政治の根本・・・  秦に始まる  官僚国家創建の理論的支柱  ↓↑  『韓非子』  中国戦国時代の法家  春秋戦国時代の  思想・社会・・・?今現代はドウ・・・  ↓↑  韓非子が出典の成語  矛盾  想像(群盲象を撫でる)  巧詐は拙誠に如かず・・・巧いウソより拙い誠  守株・・・「兎」コロリ転げた木の根っ子  逆鱗・・・「龍」の81枚の 鱗 の顎(頤)の下の1枚の逆鱗  箕子の憂い・・・きしのぶすけ?・・・岸・李氏・吉師  郢書燕説・・・・乙鳥・・・公孫氏・・・  唯々諾々・・・・井伊諾駄句?          事後承諾          一諾千金          一呼百諾          軽諾寡信          季布一諾?・・・寄附一諾?  ↓↑  韓非は  性悪説を説く儒家の  荀子に学んだ  非違の行いを  礼による徳化で  矯正する(荀子)  考えに対し  法によって  抑えるべきだと主張・・・王権≠法・・・王権=法外?・用法?  ↓↑  韓非子の  戦国末期  諸国存亡の戦いの時代  人材登用の活発化  王権は  特定の士大夫や王族に壟断され  斉(山東省)や晋(山西省)などのように  国そのものを奪われてしまう  韓非は  分断され乱脈化した君主の権力を  法によって一元化し  体系化することにより  強国になるべき・・・と         ・・・権力の主軸周辺はいま現代も同じ?  ↓↑  韓非子は  出身国である  韓ではなく・・・・韓国(百済)ではなく、倭国内の秦・・・?  敵対する  秦の・・・・・・・百済の東方の新羅?の  始皇帝によって  評価された  ↓↑  既に  秦の  孝公の時代に  商鞅・・・・・「商=阿記名意(あきない)」の  ↓↑       鞅=革+央            革=廿+中+十            央=冂+一+人              オウ              うらむ・きずな              になう・せおう              はらおび              むながい              馬の首にかける革ひも              馬の腹にまわしてしめる帯  ↓↑           馬をつなぎとめる綱              不満に思う              怏⇔快              怏=忄+央                一の人の頭に冂(箱)を被せられ                息が、目が見えず心が苦しい?               「央」は首枷?               「首枷・頸枷・頚枷」                罪人の首にかけ、自由を束縛するための                木や鉄などで作った刑具・くびかし                行動の自由をさまたげるもの・係累・きずな                「子は三界(迷い)の首枷」・・・?欲・色・無色=空                オウ・ヨウ                うらむ                不満に思う・満足しない  ↓↑           ↓↑              快=忄+夬               「夬」は「央の冂」の左が                欠けている「ユ」に「人」の合字で               「冂(頭に被されている物)」の                左の「丨が省かれ」、視覚と呼吸が楽になった?                ↓↑ 「省=小ノ目=少し見える」?                   省=少+目                     小+丿+目                     亅+八+丿+目                ↓↑    目・罒(め・めへん)                     ショウ・セイ                     かえる・注意してみる・詳しく調べる                     かえりみる・自分の心を振り返る・反省                     みまう・安否を問う・訪問する                     はぶく・減らす・取り去る                     中国の行政区画名                ↓↑    役所・官庁・行政機関・つかさ                カイ・ケ                こころよい                気持ちがよい・楽しい・喜ばしい                はやい・すばやい・すみやか                快速・快足                快傑                 傑=亻+桀                   亻+舛+木                   亻+夕+㐄+木                  「い=以(i)」「亻=伊(i)」                  「ゐ=為(wi)」「㐄=井(wi)」                  「委(ゐ・㐄)」                  「委任・漢委奴國王」      ・・・「漢が委(まかせる)奴(やつっこ)の國の王」?      刃物の切れ味がよい・(快刀乱麻)・・・怪傑黒頭巾      ・・・北斉の高祖、高歓の子、高洋(文宣帝)の即決行動       葛飾北斎?     解答蘭馬(欄間・覧磨・覧馬)?  ↓↑             ↓↑                夬=ユ+人=ㄱ+大                  カイ・ケツ・・・ケツ=欠・穴・訣                  きめる・ゆがけ                  わける                  区別する・決断する                  易(エキ)の六十四卦の一                  ゆがけ                  弓を射るときに                  指を保護するためにはめる道具                訣=言+夬=訁+夬                  ケツ                  わかれる                  人と離れ離れになる                  死別・訣別・決別・永訣                  欠けること                  おくぎ・奥義・奥の手                  口訣・秘訣・要訣                  訣を訳と代用するのは  ↓↑              「わけ」と読む場合だけ  商鞅・・・・・・・・・・鞅=革(廿中十)+央(冂一人)              むながい=馬の首にかける革ひも  が法家思想による  君主独裁権の確立を  済ませていた・・・  ↓↑  全五十五篇  十余万言  始皇帝を感激させた書物は  「孤憤篇」「五蠹篇」の二篇  「初見秦篇」については  「合従」=「韓、魏、趙、燕、楚、斉」の六国  「連衡=秦」の外交政策     ・・・韓=龺+韋=十+日+十+韋・・・?             韋=なめし革・鞣し革・そむく・たがう  ↓↑         「韓信の股くぐり」  「合従」は燕に登用された「蘇秦」の策・秦を蘇(よみがえらす)?                         読み替えらす?  ↓↑  「初見秦篇」・・・初めに見よ、秦を  「存韓篇」・・・・韓に存在する・・・秦(新羅)?  「難言篇」・・・・言い難し  「愛臣篇」・・・・愛臣  「主道篇」・・・・主(おもなる・ぬし・あるじ)の道(みち・ドウ)  「有度篇」・・・・度(たび・ド)有り  「二柄篇」・・・・二柄=刑と徳・刑罰と褒賞  「揚権篇」・・・・権力を揚げる・・・止揚・揚棄  「八姦篇」・・・・捌(さばく)は三女  「十過篇」・・・・過ぎたるモノを拾(足)  「孤憤篇」・・・・孤独に憤慨す  「説難篇」・・・・説くは難しい  「和氏篇」・・・・倭史・カシ・・・なごむ・なごやか・おだやか  「姦劫弑臣篇」・・巻号(嵌合・環壕・環濠・勘合)           至心(指針・私信・私心・視診)  「亡徴篇」・・・・徴候は滅亡・膨脹(傍聴・防潮・防諜・坊長)  「三守篇」・・・・蚕種・三首  「備内篇」・・・・吉備の内・・・備中  「南面篇」・・・・王座は南面・何の面  「飾邪篇」・・・・邪を飾る・・・横島を修(かざる・餝・文)  「解老篇」・・・・老いを解く・伯耆が説く・老人(老子)が説く       ・・・・回廊・廻廊           海老(えび)・海狼(元寇・村上水軍・海賊)  「喩老篇」・・・・老いを喩(たとえ)る・・・十一の女(匕・牝)  「説林篇上」・・・木々を説くト一  「説林篇下」・・・木々を説く一ト  「観行篇」・・・・行を観よ  「安危篇」・・・・安藝・阿記・有希  「守道篇」・・・・同じを守る  「用人篇」・・・・壬(任・似務)を用いよ・・・任那  「功名篇」・・・・巧妙・・・神功皇后  「大体篇」・・・・代替(大腿・代鯛)  「内儲説篇上七術」・・・内緒の説(ハナシ)・上漆の術  「内儲説篇下六微」・・・内緒の説(ハナシ)・下陸の微  「外儲説篇左上」  「外儲説篇左下」  「外儲説篇右上」  「外儲説篇右下」  「難一篇」・・・・南の初め・何位地・何位置  「難二篇」・・・・難字・何字・爾・汝・難治  「難三篇」・・・・南山・難産  「難四篇」・・・・何子・南支(午・馬・六時)  「難勢篇」・・・・南西(坤・未申)  「問弁篇」・・・・問を弁える・文捌  「問田篇」・・・・聞伝  「定法篇」・・・・情報・常法  「説疑篇」・・・・背継・世継・疑いを説く  「詭使篇」・・・・使用の詭弁  「六反篇」・・・・陸の叛乱  「八説篇」・・・・捌(さばき・裁き)を説く  「八経篇」・・・・捌(さばき・裁き)の経過  「五蠹篇」・・・・禽獣 蟲蛇=五蠹=ゴト=語斗  「顕学篇」・・・・学びが顕著  「忠孝篇」・・・・中興・昼行・中行・・・「中臣、中大兄の行」?  「人主篇」・・・・人種・「比等主=比べる等しく有る字」?  「飭令篇」・・・・令を飭(つつし)めば則ち法遷らず           法平らかなれば則ち吏姦無し  「心度篇」・・・・心の度(たび)  「制分篇」・・・・成分・成文           世文           世宗(セジョン・李氏朝鮮の第4代国王)?           清文(清少納言・枕草子)           聖文(聖徳太子・十七条憲法)             (聖武天皇・雑集)  ↓↑  二柄(第七編)  君主が人を従わせる力の源  刑(刑罰)  徳(恩賞)  君主は臣下に刑と徳を使わせてはならず  必ず自分が握るようにせねばならない  臣下に不正をさせないために  刑名を  審合(言ったことと、したことを比べあわせる)  する  言行一致で  結果が  劣り  食い違い、背反は必ず処罰  結果が  優るときも  食い違いは処罰  君主は自分の好悪を  臣下に機密にしなければならない  臣下に  君主の権力に取り入る隙を与えてはならない  ↓↑  八姦(第九編)  君主を操る八種の害悪  ↓↑  八姦の方法(八術)  同床    君主と同衾する妻、妾、美女、男色などに謀通  在旁    芸人、近侍など君主のそばに仕える者に    阿諛迎合させ君主の判断力を失わせる  父兄    親戚や信頼する大臣と謀通  養殃    浪費、遊楽などで君主を満足させ政治を鈍らせる  民萌    人気取りの政策をさせ    君主を満足させ    判断力を失わせる  流行    弁士を雇い    巧みな弁舌で    世間知らずの君主をだます  威強    家臣が浪人や軍人を手なずけ    それを後ろ盾に権勢を振るう  四方    外国と通じて圧力をかける    叛乱、暴動を起こす  八姦対策    女に対しては    伝言や頼みごとは聞き入れない    側近に対しては    発言の是非を咎め、余計な口を慎ませる    親族に対しては    意見を聴きいれて思わしくなかった場合    必ず処罰し、迂闊な行動がとれないようにする    娯楽に関するものは    どうして誰が進上したのか    出所を確かめ    臣下の一存で取り扱わないようにさせる    穀物を供給するなど恩施に関しては    必ず君主の財産から出し    臣下が私的に人民を利さないようにする    議論では    是と非の両者の言い分を聞き    功罪を判断し    口裏を合わせて語らせないようにする    威圧に関しては    軍人には功績に見合った褒賞を与え    街で無法、無宿人が    はびこらないように処罰し    臣下がこのような者を養わないようにさせる    周囲の国に対しては    道理に合わない要求は聞き入れない  ↓↑  孤憤(第十一編)  法の力によって  君主の元で  正しい政治を実現しようとする者(法術の士)と  君主に気に入られ  多くの人を従えて  私利を図り  王朝を害している臣下(当途の人)とは  相容れない敵どうしである  ↓↑  しかし当途の人(臣下)は  君主に気に入られており  君主と顔なじみであり  耳に気分のよいことだけを言い  身分が高く  子分を多く従えている  そのような相手(臣下)に対して  君主のおぼえがなく  新参者で  耳の痛いことを口にし  身分が低く  味方のいない  法術の士が  勝てる見こみは、全く薄い  この力の差を以って  法術の士は身の危険にさらされる  当途の人(臣下)は  何かの罪をでっちあげ  刑罰を利用し  表から殺そうとし  できなければ  刺客を放って裏から殺そうとする  当途の人(臣下)と  それにつきしたがって利益を得ようとする  下の者たちが好き勝手にふるまい  有能な者や潔白な者が  彼らにはばまれ  王朝をほろぼす・・・  ↓↑  亡徴(第十五)  「~~者、可亡也」  (~~というような場合、政治は危ない、滅びかねない)  という形の  47条の文を列挙  列挙される内容は他編とおおよそ同じ  一部趣旨の重複があり  各条は内容によって配列されておらず  雑然としている  ↓↑  「凡人主之国小而家大、権軽臣重者、可亡也」  国は小さいのに  臣の家が大きく  王の権力が弱くて  臣の権力が強いのは危ない  ↓↑  「簡法禁而務謀慮、荒封内而恃交援者、可亡也」  王が法律を軽んじ  はかりごとにばかり関心があり  国内を荒れさせる一方で  友好国をあてにしているような  状況は危ない  ↓↑  「群臣為学、門子好弁、商賈外積、小民右杖者、可亡也」  家臣たちが(誤った)学問を行い  家臣の子弟が口のうまさばかりよしとし  商人が外国に蓄えを持ち  下々の者が  上に頼るばかりなのは危ない  ↓↑  「好宮室台榭陂池、事車服器玩好   罷露百姓、煎靡貨財者、可亡也」  王が建物や器物に凝って  人を使い富を浪費するのは危ない  ↓↑  「用時日、事鬼神、信卜筮而好祭祀者、可亡也」   王が日の吉凶や占いや祭り事といった  (迷信)に傾倒しているのは危ない  ↓↑  「聴以爵不待参験、用一人門戸者、可亡也」  王が業績も調べずに爵を与え  特定の一人の言うことだけで  事を判断しているのは危ない  ↓↑  「官職可以重求、爵禄可以貨得者、可亡也」  有力者の口ぞえがあれば  それで役職につくことができ  賄賂で爵禄が得られる状況は危ない  ↓↑  「緩心而無成、柔茹而寡断   好  悪無決、而無所定立者、可亡也」  王が志に欠け  決断力がなく  政治に確固とした方針がないのは危ない  ↓↑  「饕貪而無饜、近利而好得者、可亡也」  貪欲で利を得ることに走る王がいると危ない  「喜淫乱而不周於法、好弁舌而不求其用   濫於文麗而不顧其功者、可亡也」  王が  でたらめな処置を行い  法律を厳守せず  それが役立つかということは考えず  弁舌を好み  事の体のよさだけを見て  その効果を顧みないのは危ない  ↓↑  「浅薄而易見、漏泄而無蔵   不能周密而通群臣之語者、可亡也」  底が浅く  考えていることを簡単に見透かされ  意図を隠しておくことができず  配慮があらく  家臣らのいうことを  すぐ別の人に言う  そういう人が王であると危ない  ↓↑  「狠剛而不和、愎諌而好勝、不顧社稷   而軽為自信者、可亡也」  強情で諫言も聞かず  国を顧みず  正しいことかどうか考えずに  軽々しく事を行って  自分はよいことをしたと思いこんでいる  そういう性格の人が王であると危ない  ↓↑  「恃交援而簡近隣、怙強大之救而侮所迫之国者、可亡也」  友好国をあてにし  近くの他国を軽んじ  (自国より強大な)  他国が助けてくれると  たかをくくって  自国を圧迫してくる国を  気にとめないような場合は危ない  ↓↑  「羈旅僑士、重帑在外、上間謀計   下与民事者、可亡也」  外国の出で  しかも家族などが  外国にあるような者が  政治に広くたずさわるのは危ない  ↓↑  「民信其相、下不能其上   主愛信之而弗能廃者、可亡也」  民が王でなく大臣を信頼し  王もその大臣を信頼して  やめさせることができないときは危ない  ↓↑  「境内之傑不事而求封外之士、不以功伐課試   而好以名聞挙措、羈旅起貴、以陵故常者、可亡也」  国内の有能な人物が官に仕えず  外国の人物を求め  功績でなく評判で人事を行い  自国の古参の者にかわって  外国の出の者が高い地位につく  そのような状況は危ない  ↓↑  「出君在外而国更置、質太子未反而君易子   如是則国携、国携者、可亡也」  亡命して国外に王がいるが  (国内の勢力が)別の王を立てる  人質となっている太子が  帰ってこないうちに  (王が)別の子を太子とする  そうなると人心が離れるので、危ない  ↓↑  「挫辱大臣而狎其身、刑戮小民而逆其使   懐怒思恥、而専習則賊生、賊生者、可亡也」  大臣に恥をかかせ  なれなれしくあつかい  民を多く処刑し  使役の仕方もまちがっていると  恨みをもたれ反乱が頻発する  反乱が起きれば国は危ない  ↓↑  「大臣両重、父兄衆強、内党外援   以争事勢者、可亡也」  大臣の間に二つの強い勢力があり  また  君主の親族が力を持ち  国の内外の者と手を結んで  勢力を争うような状況は危ない  ↓↑  「婢妾之言聴、愛玩之知用   外内悲惋、而数行不法者、可亡也」  王が  個人的にかわいがっている者たちの言うことが  政治に用いられ  国には悲しみ怨む者が多く  王がしばしば不法を行う状況は危ない  ↓↑  「簡侮大臣、無礼父兄、労苦百姓   殺戮不辜者、可亡也」  家臣を馬鹿にし  親族に礼を用いず  民を苦しめ  罪のない者を殺す  そのような人が王であると危ない  ↓↑  「好以知矯法、時以私雑公、   法禁変易、号令数下者、可亡也」  王が  こうしたらいいという一存で取り決めをいじり  時に  私的な都合が  公に入りこみ  法律の内容が簡単に変わり  (内容のちがう)  命令がたびたびくり返される  そのような状況は危ない  ↓↑  「無地固、城郭悪、無蓄積、   財物寡、無守戦之備、而軽攻伐者、可亡也」  地形による守りがなく  城壁の質は悪く  蓄えもなく  財物も少なく  防御の用意もないのに  他国を軽々しく攻撃するのは危ない  ↓↑  「種類不寿、主数即世、嬰児為君   大臣専制、樹羈旅以為党   数割地以待交者、可亡也」  王家の者がみな短命で  頻繁に王がかわり  また赤子が王となり  大臣が権力を一手に握り  外国の出の者に徒党を作らせ  たびたび土地をさしだして  (強国との)友誼を期待している  そのような状況は危ない  ↓↑  「太子尊顕、徒属衆強、多大国之交   而威勢蚤具者、可亡也」  太子の地位が高く  味方が多く  大国とのつながりがあり  即位より前に  強大な力を持っていると危ない  ↓↑  「変褊而心急、軽疾而易動発   必狷忿而不訾前後者、可亡也」  王が移り気で思い立つとすぐ行動に移し  失敗すると腹を立てて  前後を顧みないのは危ない  ↓↑  「主多怒而好用兵、簡本教而軽戦攻者、可亡也」  王が  怒りにまかせてすぐ戦に走り  農業や練兵を顧みず  軽々しく他国を攻めるのは危ない  ↓↑  「貴臣相妬、大臣隆盛、外藉敵国   内困百姓、以攻怨讎、而人主弗誅者、可亡也」  高位の家臣の仲が悪く  大臣が権力を持ち  外国の力を借り  民を苦しめて  互いに争っているのに  王がそれを処罰できない状況は危ない  ↓↑  「君不肖而側室賢、太子軽而庶子伉   官吏弱而人民桀、如此則国躁   国躁者、可亡也」  王が  無能で近親者に有能な者がいる  または太子の力が弱く  妾腹の子がそれと同じぐらい力を持っている  または官吏の力が弱く  民を抑えられない  そのような状況であると国は不穏になり、危ない  ↓↑  「蔵怨而弗発、懸罪而弗誅、使群臣陰憎而愈憂懼   而久未可知者、可亡也」  王が  怨みをしまったままにしておき  罪人をそのままにしておき  そのために家臣らが王を憎み  ますます恐れを抱き  そのまま事が分からずにいると危ない  ↓↑  「出軍命将太重、辺地任守太尊   専制擅命、径為而無所請者、可亡也」  出征する際に  将に権限を与えすぎたり  辺地の防備にあたる将の地位が高すぎたりして  将が自分ですべて事を行い  上からの統制がない状況は危ない  ↓↑  「后妻淫乱、主母畜穢、外内混通   男女無別、是謂両主。領主者、可亡也」  王の妻や母が姦通を行い  内(宮)と外(朝廷)の者が出入りし  男女の秩序がない  これを  両主(二勢力)という  両主は危ない  ↓↑  「后妻賎而婢妾貴、太子卑而庶子尊   相室軽而典謁重。如此則内外乖。   内外乖者、可亡也」  后や正室が低く  下女や妾が高くあつかわれ  太子の地位が低く  庶子の地位が高く  宰相が軽んじられて  (謁見をつかさどる官で本来政治的な権限は弱い)  典謁が重んじられる  そのような状況は危ない  ↓↑  「大臣甚貴、偏党衆強、壅塞主断而重   擅国者、可亡也」  大臣の力が強く  またそれに従う徒党が多く  王が正しい判断をできないようにし  しかも  権威を持ち  国を思うままに動かすような状況は危ない  ↓↑  「私門之官用、馬府之世絀、郷曲之善挙   官職之労廃、貴私行而賎公功者、可亡也」  権力のある家の者が  官として(高く)用いられ  (功を挙げた)代々の軍人の家の者は  たっとばれず  町で私的に善行を行う者は  賞せられるが  官にあってはたらいた者は  功績を認められず  私の行いがたたえられても  公の功が無視されると危ない  ↓↑  「公家虚而大臣実、正戸貧而寄寓富   耕戦之士困、末作之民利者、可亡也」  王家の倉は空で  大臣の家の倉は満ち  もとからいる民は貧しく  外から来た者は富み  耕作に励み  戦では命をかける  (本来たたえられるべき)  者は生活が苦しいのに  (商工業など)  大したことのない  なりわいの者が  潤うのは危ない  ↓↑  「見大利而不趨、聞禍端而不備   浅薄於争守之事、而務以仁義自飾者、可亡也」  大きな利益のあることがあっても手を出さず  災いのきっかけを見ても備えず  争う、防ぐといったことに意欲が薄く  仁義で自分を飾るような人が王であると危ない  ↓↑  「不為人主之孝而慕匹夫之孝、不顧社稷之利   而主母之令、女子用国、刑余用事者、可亡也」  王が王としての正しい行いをせず  一個人の孝をよしとし  国政を顧みず  母親のいうことを用い  また  女や宦官が国を動かしているのは危ない  ↓↑  「辞弁而不法、心知而無術   主多能而不以法度従事者、可亡也」  王が  能弁で賢く  何でもできるが法術  (形式的なとりきめを守らせ秩序を実現)  を無視するような場合は危ない  ↓↑  「新臣進而故人退、不肖用事而賢良伏   無功貴而労苦賎、如是則下怨   下怨者、可亡也」  新参の者ばかり栄進し  古参の者が退けられ  無能な者が政務を行い  有能な者が地位につけず  功績のない者が大事にされ  骨折ってはたらいた者が下に見られる  そのようなとき  下の者は怨み、危ない  ↓↑  「父兄大臣禄秩過功、章服侵等、宮室供養太侈   而人主弗禁、則臣心無窮。臣心無窮者、可亡也」  君主の親戚や大臣が功績に合わない禄を受け  身分を表す印や服が分を逸しており  住居や食事が奢侈であり  王がそれを禁ずることがままならないと  臣はやむところを知らず、危ない  ↓↑  「公壻公孫与民同門、暴傲其鄰者、可亡也」  君主の孫や娘婿が同じところに住み  近隣に横暴をふるうのは危ない  ↓↑  備内(第十七編)  ↓↑  人を信じることは  君主にとって禍の源である  人を信じれば  その人にしてやられる  臣下が君主のいうことを聞くのは  権力によってやむを得ず  従っているというだけのことであり  臣下は常に  君主にあだをなそうと狙っている  そして  悪しき臣下は  君主の妻や子も利用してくる  君主は  身内の人間であっても信頼してはならない  また  君主の妻には  夫に死んでほしいと思う動機が存在する  男は年をとっても  女遊びをやめないが  女はだんだん容姿が衰えてくる  すると次第に  夫に疎まれるようになり  自分の子が世継ぎになれるかにも不安が生ずる  また  夫が死んで自分の子が君主になれば  君主の母親ということで  政治に口を出すこともでき  自由に男をはべらすこともできる  そのようなわけで  君主は妻による  暗殺に注意せねばならない・・・ ーーーーー  武の意味  勇猛、強い、軍事、武力、戦士、兵法、兵器  足趾、足、跡を継ぐ  舞(ブ)と通じて「舞う」という意  武=止+戈    武器を持って進む    「堂上には武を接     堂下には武を布く(礼記・曲礼)」    「楚莊王曰く、夫れ武は         功を定め兵を戢(おさ)む。       故えに止戈を武と爲す    (説文解字・巻十二・春秋左氏伝・宣公十二年)」     武器を収める意  異体字「𢎁=(字彙)・䟼・㱐・𨅐・ 𨖴」  声符  武(ブ・ム)「陚・賦・䟼」 ーーーーー  ・・・???・・・ぶ・ブ・ム・・・  所謂「帝王学」だが・・・  「群臣為学、門子好弁、商賈外積、小民右杖者、可亡也」  家臣たちが(誤った)学問を行い  家臣の子弟が口のうまさばかりよしとし  商人が外国に蓄えを持ち  下々の者が  上に頼るばかりなのは危ない  ・・・隣国の現状・・・?

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